健康作用だけでなく、その美容効果からアスリートやトップモデルなど世界中のセレブから注目を集めているCBD。日本では最近ようやく、エステマッサージにも活用され始めています。今回の記事では、CBDオイルを使用したエステについて見ていきましょう。生活スタイルの変化やストレスによって、心身の調子が崩れていると感じている方は必見です。

エステに使われるCBD

CBDとは、植物の麻(ヘンプ)から採取される、カンナビジオール(Cannabidiol)という物質のこと。抗炎症作用、鎮痛作用、抗不安作用、様々な症状の緩和など種々の健康作用を持つことから、医療用大麻の合法成分として、アメリカなどの先進国を中心に幅広く研究が行われています。

そして近年では美容効果も持っていることが明らかになり、エステでもCBDが活用されるようになってきました。基材にするCBDオイルの種類はサロンによって違いますが、アーモンドオイル、ホホバオイル、オリーブオイルなどにCBDを配合したものをマッサージに使用します。

CBDは、日本で服用を禁止されている大麻と連想されがちですが、大麻の主成分はテトラヒドロカンナビノール(THC: Tetrahydrocannabinol)という物質で、CBDとは異なります。CBDにはTHCに見られるような向精神作用は含まれず、その安全性は世界保健機関(WHO)も認めています。

では、CBDを用いたエステには具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

リラックス効果

CBDがうつ病や不安障害の症状を緩和することは有名です。CBDは、生体内に存在する内因性カンナビノイドやカンナビノイド受容体と結合することで、精神を司る脳神経に(大麻成分のTHCと違って)「間接的に」働きかけ、気持ちを穏やかにしてくれます。

エステマッサージはわたしたちの体と心をリラックスさせてくれますが、CBDと組み合わされることでその効果がより強まるのです。また、CBDオイルの働きによって手の滑りがよくなり、摩擦による肌の負担も軽減します。

髪への働き

頭皮は、髪が成長するための大事な土壌です。頭皮の血流が悪いと、毛根へ栄養素が行きわたらず、髪の質感に悪影響を与えます。血行を促進するCBDは、固くなった頭皮をほぐすヘッドスパとの相性がよく、多くのサロンで活用されています。また、CBDオイルは髪につやを与え、保護する働きがあるので、べたつきの心配もありません。

お肌ケアとアンチエイジング

エステマッサージは血行を改善し、それによって身体のすみずみまで栄養素を行き渡らせて、お肌の調子を整えます。一方ヘンプには、ファイトケミカルとよばれる、野菜やフルーツ類に多く含まれている栄養素が含有されています。

CBDには、保湿効果のあるビタミンA、肌細胞を修復するビタミンD、活性酸素を抑制するビタミンEなどが含有されています。そのため、エステに使用されることで、繰り返す肌荒れや大人ニキビ、敏感肌や乾燥肌による揺らぎなど様々なお肌トラブルの解決を助けてくれるでしょう。

興味が出たらエステに行ってみよう!

以上、CBDエステについてご紹介しました。興味をもたれた方は、お近くのCBDサロンで心身の癒し効果を体験してみてはいかがでしょうか。CBDオイルの効果は種類によっても異なるので、店舗ごとにおすすめされているものを確認してみてください。

外的環境や加齢、生活習慣によって低下する心身のコンディションをCBDオイルはより効果的に高めてくれるでしょう。