巷で噂となっている健康食品のCBDオイル(カンナビジオールオイル)。試してみたいと思って商品を見ると、価格が様々で「CBD1,000MG配合」、「CBD5%配合」など数字が記載されてあり、一体どれが良い商品なんだろう?と迷う方もいるのではないでしょうか。今回は、そんな方に必見!CBDの含有量や濃度に関する正しい知識をつけながら、あなたに合ったCBDオイルはなにか解説していきます。

CBDオイルの商品に記載される「濃度」と「含有量」とは?

CBDオイルなどCBDを使った商品には、CBD何%やCBD何mgなどの記載があります。CBDの量に関する表記だということはわかりますが、これが多いのか少ないのかよくわかりませんよね。まずはその具体的な意味や違いを見ていきましょう。

CBD濃度とは?

CBD濃度とは、CBDの商品の全体量に対してCBD成分が含まれる割合(パーセンテージ)を指します。
例えば、10gの商品Aに含まれるCBD成分が100mgだった場合、CBD濃度は1%となります。

【CBD濃度の算出方法】
・1g=1,000mg

商品Aの例で当てはめると、
100mg=0.1g
0.1 /10g×100=1%(CBD濃度)

※商品によっては、全体量がgではなくml(容量)で記載されている場合があります。gとmlはイコールではないですが、gをmlに置き換えることで数値の目安を算出できます。

CBD含有量とは?

CBD含有量とは、CBDの商品の全体量に含まれるCBD成分の量を指します。上記の例を参照すると、10gの商品Aに含まれるCBD成分は100mgとあり、この100mgがCBD含有量となります。

「CBD濃度」と「CBD含有量」どちらを見ればよい?

実際の商品を見ると、CBD濃度と含有量を両方記載されている場合もあれば、片方しか記載のない場合もあります。ではこれをどう見ていけばよいでしょうか。

結論から言うと、まず「濃度」を確認することをおすすめします。濃度は、商品の全体量がそれぞれ異なっていても、1滴に占めるCBDの期待効果を平等に比較することができます。もちろん、CBDオイルには、CBD成分以外の食用油脂やテルペンなど他成分が含めれるので、濃度だけでは効果の比較が一概には難しいですが、一判断基準とはなります。

一方、含有量だけでみると、同じ価格でも、全体量が多ければ1滴の濃度は薄くなり、少量でも1滴の濃度が高い場合があるので、何mgだからコスパの良い商品だとは判断しづらいです。

濃度の記載がない商品は、上記の算出方法で計算してみてください。

CBDの摂取量と濃度は人それぞれ

ただここで注意してほしいのが、高濃度だからといって効果が高く、コスパが良いというわけではないということです。CBDオイルの濃度による効果の目安としては、以下が挙げられます。

・【初心者向け】1~4%:リラックス効果
・【愛用者向け】5%:ストレスの緩和
・【高ストレス者・治療向け】10%以上:激しいストレスの改善

どんな効果を期待するかによって濃度や一度に摂取する量も変わってきます。例えば、健康や美容維持の一環としてCBDを取り入れたいなという方は、低濃度で少量でも十分効果が得られる場合が多いです。一方、極度なストレスを抱えた方には、10、15、30%など高濃度なものを多く摂取することで症状緩和に繋がるケースがあります。

したがって、あなたにとって最も効果的でコスパが良いのは、適正な濃度で商品に記載される用量を守って利用することです。ただ効果があまり見られない場合は、濃度を変えてみることをおすすめします。

具体的な商品については、以前の記事「【初心者・愛用者向け】CBDオイルのおすすめランキング5選!あなたがどれを買うのがベストか教えます!」でも紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

CBDオイルの量以外に重要なこと

濃度や含有量以外にCBDオイルを選ぶ際に知っておいてほしいのが、商品の配合成分について。実際CBDオイルといっても、フルスペクトラムCBD、ブロードスペクトラムCBD、CBDアイソレートと3種類に分かれているんです。この3種類の特徴を理解することで、さらにあなたに合ったCBDオイルの選択が可能になります。

・【日本では違法】フルスペクトラムCBD フルスペクトラム

CBDのオイルとは、大麻草に含まれるカンナビノイドとその他全ての化合物を抽出して作られた薬理効果の高いオイルです。そのため、CBDだけではなく、テルペンやビタミン、そしてTHCも微量に含まれているのが大きな特徴です。

アメリカでは2018年12月に産業用ヘンプ(THCが0.3%未満の低い大麻草)が合法となり、フルスペクトラムCBDの製造、販売、使用ができます。そのため、ネットなどで入手可能かもしれませんが、国内ではTHCが違法の成分になっているので、選ばないよう注意しましょう。

・【愛用者向け】ブロードスペクトラムCBD

ブロードスペクトラムCBDのオイルは、THCを除去して作られたもののことを指します。CBDとその他のカンナビノイドやテルペン(芳香成分)が相乗的に働き、効果を増大させると言われています。

CBD愛用者の方は、ブロードスペクトラムを選ぶケースが多いです。
メーカーによってCBD以外の成分はそれぞれですが、実際それが1種類でも100種類でもブロードスペクトラムと謳えてしまうので、明記のない場合はメーカーに確認することをおすすめします。

・【初心者向け】CBDアイソレート

CBDアイソレートのオイルは、大麻草に含まれるCBD以外の成分をすべて取り除くことによって作られています。いわゆるCBDクリスタルで作られたオイルです。

CBD自体は、副作用のない成分と言われているため、初心者の方は、CBDアイソレートから始めることも多いです。

CBDオイル選びは濃度や含有量の確認が不可欠!

現在多くの商品が出回っているCBDオイル(カンナビジオールオイル)を選ぶために、濃度や含有量が一つ大きな鍵を握ることがわかりました。配合されるCBD成分も商品によってさまざまなので、試してみての相性もありますが、事前にこのような知識を持っておくだけで、選択肢はぐんと狭まり商品を選びやすくなります。

ぜひあなたが効果を実感できるCBDオイルに最短ルートで出会えることを願っています。

(編集・ライター:藤森蓉子)