どちらも大麻草を原材料としているCBDオイルとヘンプオイル。同じ原材料から作られる二つのオイルですが、一体何が違うのでしょうか?名前が違うだけで同じものだと思っている方もいることでしょう。

今回はそんなCBDオイルとヘンプオイルの違いについて調べてみました!ぜひ参考にしてみてください。

CBDオイルもヘンプオイルも危険ドラッグの「大麻」とは違う

CBDオイル、ヘンプオイルは、どちらも危険ドラッグの「大麻」と同じ原材料から作られています。しかし、この二つのオイルは精神を活性化させるような効果、いわゆる「ハイになる」ような効果を持っていません。

危険ドラッグの「大麻」がTHCというハイにさせる成分を多く含んでいるのに対して、両者はTHCを含んでいないからです。

CBDオイルとヘンプオイルは別物

CBDオイルとヘンプオイルは危険ドラッグの「大麻」に比べて、どちらも中毒性がなく、どちらも健康と美容に良い効果が期待できる点が共通点です。しかし、この一見似ている二つのオイルは、製造方法や含んでいる栄養素、効果などは全く異なります。

CBDオイルの製造方法と栄養素

CBDことカンナビジオールは大麻草の茎、花、葉、種子、根などの色々な部分から抽出される成分です。日本には大麻取締法があるので、種子と茎から抽出できません。そのCBD成分を含んだ商品のオイルがCBDオイルになります。

摂取するにあたっては色々な方法があるのですが、舌の裏側に少しだけ垂らして体内に取り込むという方法が一般的です。飲み物に数滴入れて飲む方法もあります。

ヘンプオイルの製造方法と栄養素

ヘンプオイルは大麻草の種子だけが原料です。CBDオイルは大麻草の色々な部分から抽出しているCBDから作られているのに対して、ヘンプオイルは種子だけです。その種子から作られるオイルがヘンプオイルと呼ばれています。

ヘンプシードには、活性作用がある成分は特に含まれていません。しかし栄養素は豊富で、近年ではスーパーフードとして注目されています。ビタミンEとカリウム、マグネシウム、リン、硫黄、カルシウム、亜鉛、鉄、ミネラル、必須脂肪酸のリノール酸やα-リノレン酸など、様々な栄養素を持っているのが、ヘンプオイルの特徴です。

CBDオイルとヘンプオイルの効果

CBDオイルには痛みや炎症を抑えたり、リラックスをさせたり、不眠症を和らげたりする効果をはじめ色々な効果があります。医療の方面以外にも、美容に関しても、CBDを配合したスキンケアの商品が売られているんです。

ヘンプオイルの魅力はなんといってもその豊富な栄養素にあります。中でもα-リノレン酸やリノール酸などの必須脂肪酸が当てはまる「オメガ6系」や「オメガ3系」といわれる多価不飽和脂肪酸が注目されているんです。また、美肌効果に関しても期待されています。

CBDオイルとヘンプオイルは別物だと理解しよう

CBDオイルは慢性的な痛みだったり、炎症、また睡眠不足や不安感などの症状に効果があります。一方で、ヘンプオイルは健康や美容を維持させるための補助食品としての役割が強いといえます。

一見、原材料も似ており、どちらも健康や美容に良いとされていますが、まったく別物ですので、間違って買ってしまわないように気をつけましょう。